定期医療保険の特徴とメリット・デメリットを学ぼう。
医療保険を検討し始めた時に様々な言葉が出てきて混乱する方。非常に多いです。
ここでは定期医療保険の特徴と、
メリット・デメリットをまとめておきます。保険加入の参考になりますように。
Contents
定期医療保険の特徴
定期医療保険の最大の特徴は文字通り「定期」医療保険ということです。
定期保険の詳しい解説はこちらへ
定期医療保険の「定期」と言う部分ですが、いちばん身近なもので例えると・・・なんでしょう?
電車やバスの「定期券」を思い出してほしいのですが・・・通学や通勤で使われている方も多いですね。
あの「定期」券の「定期」と一緒で期間が決まっているというものです。
「定期」券の期間には1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月などなどいろいろありますが、定期医療保険では
10年や15年で更新を迎える短期型と、50歳までや60歳までといった全期型と呼ばれるものがあります。
期間は違いますが、それぞれ定期券のように使える期間が決まっている「医療保険」が定期医療保険です。
定期医療保険のメリット
短期的に見て、掛け金として支払う保険料が相対的に安い。
これは短い期間であれば終身の医療保険と比べて掛け金が安くなります。
20代で加入する更新型の定期医療保険であれば、同じ年齢で加入する終身の医療保険よりも安くなります。
全期型でも同じで60歳満了の定期医療保険なら、同じ期間を終身医療保険に加入するよりも安くなります。
保険の内容の見直しが自由なタイミングでやりやすい。
定期医療保険に加入している方で見直しのタイミングを更新の時にされている方も多いと思いますが、
解約返戻金などが無いので、制度の変更などに合わせて違う商品に乗り換えることがしやすいです。
資金の自由度が高くなる。
保険料として支払う金額が、終身医療保険や貯蓄型の医療保険より少ないので投資や貯蓄に振り分ける金額が多くできます。
特に20代では保険料も安いので、保険料に回す金額が少なくできます。
更新の時は、医師の診断や健康状態にかかわらす保険契約を継続することが出来る。
医療保険の乗り換えなどでは、入院歴や体調によっては加入を断られることがあるが、定期医療保険の更新では
現在の健康状態に関係なく更新、延長することができます。
定期医療保険のデメリット
満期になれば保障が終了するのみで何も残らない
いわゆる掛け捨てと言うもので、解約返戻金などはありません。
一生涯加入し続けると保険料は終身の医療保険よりも高くなる。
定期保険は契約更新時の年齢で保険料を再計算します。
同一契約内容なら若いときの方が保険料は安くなり、歳を重ねるごとに高くなっていきます。
20歳から80歳まで加入し続けたとしたら、同じ期間を終身の医療保険に加入するよりも高くなります。
一生涯の保証としては機能しないものが多い。
高齢時の契約更新ができない定期医療保険がほとんどです。
「80歳以上は契約更新しません」
などと、謳っているものもありますので、契約更新が出来る期間を確認しておきましょう。
定期医療保険のメリット・デメリットまとめ
定期医療保険のメリット・デメリットを数々見てきましたが納得していただけたでしょうか?
若いうちは保険料が安く、一生涯の保証は残らない。コレが
定期医療保険の特徴とも言えるのではないでしょうか?
保険料として生命保険会社への投資は最低限にして、ある程度年齢が上がったら医療保険には頼らない。
老後は自分の資産や貯蓄で医療費は賄う。と言う考えの方には定期医療保険が間違いなくオススメです。
また、値段は高くても最新の医療保険を持っている事に安心感を感じる方には魅力を感じていただけるのではないでしょうか。
反対に、一定の金額である程度の保証が欲しい。安心感がほしいと行った方には魅力は感じづらいと思います。
定期医療保険に限らず、生命保険のメリット・デメリットは表裏一体のものです。
どこのレベルでバランスをとるかが保険選びの肝だと思います。